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2004年10月23日

 提灯のあかり。

10月21日。いつもと「反対側」を歩いてみることにしました。パチンコ屋、ラーメン屋、バー、飲み屋(ふぐの店が多い)、ディスカウントショップ、アヤシイ店、金券ショップ、そして、ちいさな古本屋。外国語が飛び交います。交差点の近くにあるお知らせ用の掲示板には、「外国語教えます」の紙が何枚も貼られていました。

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だれかに干渉することもなく、また干渉されることもなく、紛れることのできるエリアです。広い通り沿いはそれなりに人が歩いていますが、小路に入ると、人影はほとんどありませんでした。ちょうど開店準備の時間で、店の前を掃除したり、看板を外に出したり、陽があるうちは、まだ眠っているエリアなのかもしれません。「見るだけで触れない」…正統な“観察者”として歩くことができそうです。人を避けることも、クルマを避けることも心配せずに、あてどもなく、ぶらぶらできます。

2時間ほど歩き回っている間に陽が傾いて、暮れゆく空をバックに、提灯にあかりがともります。広い道路と線路に隔てられた「向こう側」は、蛍光灯がまぶしい「みらい」です。柳の葉が揺れて、ぼんやりとした提灯が並ぶ「こちら側」は、安心してとけ込める、ということでもなく、それでも、ほどよい緊張感を味わいながら「よそ者」として歩き回ることのできる、そんな場所です。「みらい」と分断された場所に、「ニューワールド」という極彩色のネオンも光ります。


※あまりにも偶然なのですが、朝の講義では電球の発明(Thomas Hughesの『電力の歴史』)について紹介し、さらにその後、10月21日が「あかりの日」であることを知りました。

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