[ 2005年01月 ]

« 2004年12月 | メイン | 2005年02月 »

2005年01月21日

 極秘任務

某日。例の店に潜入してきました。以下、報告です。ポイントは味だと思うのですが、まずは店から。場所は、ぼくが学生のころからある、謎の「社交場」のほぼ向かい側の地下です。ややわかりにくい場所ですが、午後1時半ごろ発見、潜入しました。
店はそれほど広くはなく、だいたい40席くらいで、こぢんまりとした感じです。遅めのランチタイムでしたが、テーブル席はほぼ満席。雰囲気は、「まぁいいんじゃないの?」という感じです。地下で窓のない店なので、窓が多くて明るい雰囲気だと、だいぶちがうでしょう。

05-01-20_14-19.JPG

店員の応対もよいと思います。とくに印象に残るホスピタリティではありませんが、きちんとやることはやっているという印象(まぁそれさえあればじゅうぶんです)。
オーダーしたのはランチセット(1000円)で、サラダをひとつ選び、パスタを6〜7種類のうちから選ぶというもの。ドリンク付きです。オーダーしてから数分後にスープが出てきて、それを食べ終わったころにサラダが運ばれ、サラダが終わったらパスタ。客の食べるスピードを見つつ、「待っている」感を持たせずに運ばれてきました。これは好印象。(まぁ40席くらいの店なら当然かな?)

さて、ここまで長くなりましたが、味について。結論から言うと「オーケー」です。値段的にはファミレスのランチよりちょっと高めのものを食べてみたわけですが、ちゃんとしていました。とにかく1000円ですから、それほどのものは要求できないかもしれませんが、ランチとしてはよいと思います。パスタなどはチョイスが多いので、個人的にはそれほど飽きることなく通えるかもしれません。すごく得をした、とか、隠れた名店を見つけた!という感じはしませんが、よいと思います。夜は、5000〜6000円のコースメニューもあるようで、そちらのほうの「実力」はわかりません。食後のコーヒーを飲んで、だいたい45分くらいでランチを終えました。クーポンは「ランチタイム不可」だったので、自腹でミッション完了。

これ、遊びぢゃなくて、仕事なんです。

2005年01月02日

 書初め

昨年の秋、師匠が引越しをしました。30数年間暮らしたという一戸建てから、初めてのマンション生活です。やはり、「捨てる」ことはかなり難しかったようです。30数年間で、家の中に増えてゆくモノがどのくらいあるのか、引越しの大変さは容易に想像できます。とりわけ、大学で教えることを生業としていると、本が増えます。家に持ち帰るのは数冊ずつでも、それが毎日の生活なのですから、相当な分量になるはずです。それでも、引越しにあたって、本もふくめてかなり多くのモノを処分したとのことです。

ぼく自身は、あらためて数えてみると、生まれてからこれまで13回くらいは引越しをしてきました。引越しのたびにいろいろなモノを捨て、でもあたらしい場所でまたモノが増えて…という繰り返しです。いざ「捨てる」となると、また必要になるかもしれない…とか、これは思い出ぶかいモノだから…とか、いろいろな理屈をつけてはあたらしい段ボール箱が増えてしまうのが実情です。引越しが多いと、じぶんにとって本当に必要なモノがわかるので、よりシンプルな生活スタイルになる、などと言うひともいますが、ぼくにはムリのようです。むしろ、引越しのたびに一緒に移動しているモノたちには、より愛着がわいているようにさえ感じます。

書斎には、いずれ手をつけようと思って、まとめられている本や資料もあります。つまりそれは、これからの活動のための“まとまり”です。話によると、引越しの際には、こうした“まとまり”もいくつか処分したそうです。物理的なスペースがかぎられているとはいえ、これには少々驚きました。なぜならば、それは「未来を捨てる」ことだからです。ぼくの書斎にも未来のための“まとまり”(=これから読まなければならない本・読みたい本の束です)がいくつかありますが、それを捨てるなどということは、いまはできません。かなりの勇気(と達観)を必要とする決断です。年を重ねてこそ、また大きなしごとを成し遂げてこそ可能になるようにも思えます。

おそらく、(モノとしての)過去を、あるいは未来を捨てたとしても、それが失われることにはならないのでしょう。「失う」のではなく「書き換えられる」ということなのかもしれませんね。モノを捨てて、過去や未来を「書き換える」ことによってのみ実感できる現在(いま)がある…。そんなことを考えつつ、無事に新年を迎えました。早々に、部屋を片づけてみます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。