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2006年01月28日

 かっこいい!のである。

さて、花束を持ち帰った翌朝。歩いて5分足らずのところにある鰻屋さんを訪ねました。か●ちゃんがアルバイトをしている姿を一度くらい見ておこう、と思ったのです。偶然とはいえ、なぜこんなにもうちの近くでアルバイトをしているのか、その理由はいまだに不明です…。

ここの鰻は格別です。何度か蒲焼きとかお弁当は買ったことがあるのですが、店内で食べるのは、じつは初めてでした。すぐ脇で焼いたばかりの鰻が、目の前でうな重になって…もうこれからは、お弁当じゃ満足できないかもしれません。まだ11時前だったのですが、お弁当を買いに来るひと、店内に入るひと、思っていたよりも出足が早くて、あらためて常連さんの多い店だということがわかりました。社長もおかみさんもとても気さくで、「江戸前」がにじみ出ています。いままでは、ひとりの客として向き合っていたのですが、この日から「か●ちゃんの先生」として、距離が少し縮まったように感じられました。

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【写真はすべてか●ちゃんが撮ったものです】

店先で働いているか●ちゃんは、かっこよかった!です。大学にいるときは、隙だらけで、時々意味不明のことを言ったり、難解な絵を描いたりするのですが、鰻屋で働く姿は“かっこいい”ということばが一番ふさわしい。そう、べつにか●ちゃんにかぎらず、誰でも、真剣に何かに向き合って仕事をしている姿は“かっこいい”はずなのです。もちろん、教員という立場からは、そういう姿を大学で見たい…と期待したりするのですが、教室という場所が少し窮屈すぎるのでしょう。学生と一緒にフィールドワークに出かけたり、他愛のない話をしたり、ハガキや絵手紙をやりとりするのも、できるだけ教室や“学事日程”にしばられない時間と場所をつくって、かっこいい姿を見てみたいからなのかもしれません。

できたてのうな重を食べながら、おかみさんといろいろと話をしました。か●ちゃんが、がんばって明るく働いていることを、とてもうれしそうに話してくれました(もちろん、失敗とか、いたらないところはまだまだあると思うけど)。ぼくを気遣ったお世辞や社交辞令ではないはずです。べつに、ぼくのことを褒められたわけではないのですが、お弁当を手際よく包んでいるか●ちゃんを、ちょっと誇らしく思いました。照れくささもあってか、あまり学生を褒めることはしないのですが、ひとにじぶんのゼミの学生を褒めていただく…というのは嬉しいものです。
そして、ふと「お前の話はもう聞きたくない。だれかがお前のことを話すのを聞きたい…」と、語るアルフレード(※『ニューシネマ・パラダイス』ですよ)を思い出しました。うむ、暖かいぞ。