コインスター
アメリカに来ると、現金をあまり持ち歩かない生活になります。クレジットカードはもちろんなのですが、いわゆるdebitカード(銀行のキャッシュカードで支払いができるというやつです)が本当に便利です(なぜか日本では、お財布ケータイにしたのにほとんど使いません…)。とくにお昼などは、レジでカードを渡すだけで済むので助かります。小銭を持っていても、うまい具合に出せるとはかぎらないし、後ろにひとがたくさん並んでいたりすると、ついお札だけ渡して、おつりを受け取るということになってしまいます。
たしかにdebitカードは便利ですが、まったく現金を使わないというわけではないので、少しずつ小銭が貯まっていきます。
最近よく行くようになったスーパーマーケットの入口脇に、コインスター(Coinstar)の端末(端末というよりも、緑色の自動販売機のようなもの)が置かれていたので、使ってみることにしました。要は、小銭を紙幣に替える「逆両替機」で、家庭に貯まってゆく小銭に着目したビジネス・モデルです。コインスターのホームページによると、推計で105億ドル相当の小銭が、アメリカの家庭で眠っているようです。
コインスターについては前に聞いたことがあったのですが、見るのも使うのも初めて。端末自体も、それなりに進化しているようで、だいたいのことはタッチパネルを押すだけです。小銭のための受け皿のような部分があって、そこにジャラジャラと流し込むと、数え始めます。小銭入れの中身は、総額6ドル55セントになりました。これをギフトカードに換える場合は、手数料がいらない(つまり等価交換)ようです。現金にしたり、募金したりもできます。

【よくわかるコインスター:まず小銭が小さな紙片に変わり、それが画面上の数字(金額)に。そして、音楽となってiPodに戻ってきます。あら簡単。】
さて、部屋やポケットのなかから集められた6ドル55セント。ギフトカードだと、アマゾン、スターバックス、iTunes Music Storeなどからえらべるようになっていました。試しに、iTunesをえらんでみました。あの(クレジットカードのような)プラスチックのギフトカードが出てくるのかと思ったら、スーパーでもらうレシートのようなものでした。その小さな紙片に、コード番号が書いてあります。
アパートに戻って、レシートと間違えて捨ててしまわないうちに、さっそくiTunes Music Storeにアクセスします。1曲99セントなので、6曲は買うことができます。紙に書かれたコードを入力すると、右上に$6.55と表示され、これが、いわば預金額なので、好きな曲をダウンロードするたびに金額が減っていく、というわけです。
どんな曲を買おうかと迷ったのですが。なぜか独立記念日のときに聞いた「セプテンバー」(EW&F)が思い浮かんだので、まず購入。問題なくダウンロードされました。その後も、引き続き80'sを思い浮かべ、懐かしの曲(たとえば、クリストファー・クロスやロビー・デュプリー!をふくむ)をダウンロードして、残り61セントになりました。
少しずつ貯まっていた小銭が、こうして音楽に変わりました。なかなか面白いので、またやりたいと思うのですが、(少なくともiTunesについては)最低5ドル分の小銭がないとダメみたいです。そう、この愉しみのためには、debitカードばかり使わずに、少しずつ小銭を持ち帰らなくてはなりません。
小銭でつくったプレイリスト(6曲)は、“coinstar”という名前にしました。
