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2006年08月08日

 アートキャスト

アメリカでの生活も、残すところ1か月となりました。予定されているインタビュー調査は、まだ半分も終わっていないので、まだまだこれからという感じなのですが、それでもあと1か月。ちらほらと、新学期の準備のことなどがメールで届いたりして、秋からは、講義はもちろん、学事のいろいろなことが再開されます。平日のカレンダーは、調査でほぼ埋まりつつあるので、遠出をするとしたら、数回の週末しかありません…。「特別研究期間」とはいえ、もっといろいろなところを見ておかなければもったいない!と、ふと思いました。原稿やら、事務的なことやら、やるべきことがいくつかあるものの、にわかに“観光客”モードに。週末といわず平日も、うまく時間をやりくりして、もっとまちを歩こう…。そして、さっそく実行です。

きょうは、サンフランシスコでのインタビューが4時前には終わる予定だったので、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)に行ってみることにしました。訪問した家から、クルマで10分ほどで到着。外観は、ガイドブックや雑誌の記事で見たことがあったので、すぐにわかりました。マリオ・ボッタによるもので、(まぁおなじひとなのであたりまえですが)あのワタリウム美術館(神宮前)と、どことなく雰囲気が似ています。スパッと斜めに斬られた竹のような、円筒状の吹き抜けが建物の中央にあって、上から差し込む光で、ロビーはかなり明るい感じでした。その下に階段があって、それを上り下りしながら、各階の展示スペースを見るというレイアウトです。外から見るよりも、中ははるかに広く感じられます。

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【2006年8月8日(火):サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)にて】

最近の日本の美術館でも試みがあるかもしれませんが、やはりここでもポッドキャスト。事前に音声のデータをダウンロードしておいて、iPodなどで聞きながら展示を見ることができるようになっています。正しくは、ポッドキャストではなく、「アートキャスト(artcast)」と呼ばれていて、毎月、あたらしいプログラムが配信されているようです。バックナンバー(アーカイブ)を見るかぎりでは、去年の9月からスタートしています。じつは、ダウンロードはしておいたのですが、肝心のiPodを持って出かけるのを忘れてしまったので、試すことができませんでした。アートキャストだと、美術館で借りるオーディオのレシーバーとは、またちがった感覚で歩けるような気がします。
イントロのトラックには、作家本人の声や、アート・ディレクターのコメントなども入っていて、美術館に行かなくても、けっこう愉しめるはずです。そして、10か所くらいの「見どころ」で立ち止まって、解説を聞きながら作品を見ることができるという構成です。もちろん、フロアマップもpdfで事前にダウンロードできます。うむ、なかなかかっこいい!

入館したのが4時過ぎだったので、あまりゆっくりできませんでしたが、展示されていた作品よりも、(アートキャストもふくめて)展示のしかたとか、建物のほうに、ついつい目が行ってしまいました。さっそく、平日を有意義に過ごすことができて、満足。ミュージーアム・ショップでポストカードを数枚買って、帰路につきました。

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