かならず、晴れる。
最後の一週間は、やはりドタバタと過ぎ去りました。
調査の経過を報告したり、UCバークレーの知人を訪ねたり、そして、フェアウェルで食事をごちそうになったり。あたらしいまちでの暮らしにようやく慣れてきた頃に、ふたたび引越しの準備をしました。ほとんど荷物は増えず、来たときのスーツケースに収まりました。がらんとしたアパートで(もともと、それほどモノはありませんでしたが)、新学期がはじまることを実感しました。
いくつかのミスはあったものの(デジカメを持って行くのを忘れたり、ボイスレコーダーが不調だったり…)、予定していたインタビュー調査をひととおり終えることができたので、それについては満足です。仕事をする環境、季候、ともに快適でした。枯れ草色の丘も、毎日眺めているうちにさほど気にはならなくなりました。むしろ、この夏、一番多く目にした、一番記憶に残る風景となりました。地面は茶色なのに、木々が緑色に茂っているのは、根がとても深くまで伸びているからなのでしょう。いつものことながら、植物(もちろん、動物もですが)の生命力には驚きます。
けっきょく、アメリカ滞在中は一度も雨が降りませんでした。朝のうちは曇っていても、かならず、太陽が顔を出しました。そのことが、ちょっとした勇気になりました。わずかに猶予はありますが、“サヴァ?”の夏はそろそろ終わりです。
