姉
ときどき、とても不思議なことが起きます。
もう1か月以上も前のことなのですが、幼稚園のころの同級生と再会しました。すでに、40年近く経っています。もちろん、すでにあのころの風体ではないので、ぱっと見て気づいたわけではなく、ぼくの名前が書かれていたのが目に留まり、声をかけていただいたということです。いきなり「ゆり組で一緒だった」と言われても、正直なところ、すぐに思い出すことはできませんでした。幼稚園の名前も、園長先生の名前も、そしてぼくの住んでいた近所のことも…。話をしてみると、まちがいなく同級生でした。
それにしても、幼稚園のころの出来事をあんなに覚えているひとは、あまりいないように思います。ぼくのほうは、ほとんどの話に首をかしげるばかりで、申し訳ない気持ちでいっぱいでした(ごめんなさい)。もちろん、あのころの記憶は多少はあるのですが、たとえば、ぼくが変わった“福笑い”をつくったことなど、まったく覚えていませんでした。Kさんとの話のなかで、犬を飼っていたことも思い出しました。
ある日、Kさんは、ぼくが姉と一緒に犬の散歩をしているところに出くわしました。犬に近づいて、あやそうとしたところ、ぼくの姉が(どうやら厳しい口調で)叱ったそうです。“よその子”に噛みついたりしたら大変なので、厳しくふるまったのかもしれないし、ちょっとした人見知りのせいで意地悪な態度になったのかもしれません。でも、年上の「お姉さん」(小学生ですが)に叱られたら、きっと怖かったにちがいありません。いま聞けば他愛のないことですが、どうやらKさんにとっては鮮明な幼児体験として記憶に残っているらしく、「トラウマになっていなければいいですね…」などと言って笑いました。わずかな時間でしたが、次々と出てくる幼稚園時代の話は、すぐにじぶんの記憶と結びつかないことが多いせいか、なかなか面白いものでした。
偶然の再会のおかげで、あのころを想いました。そして、姉を想いました。忙しいのは悪いことではないのですが、慌ただしくて、なかなか会う機会がありません。季節柄、まるでお歳暮のコマーシャルのようですが、離れていても、ご無沙汰していても、誰かを想う気持ちは大切だとあらためて感じます。
もしかするとこの記事を読んでいるかもしれない姉に、「どぉ?元気?」と声をかけたいと思います。電子メールでさえ、ついつい面倒になってしまうので、ここに書いておくことにしましょう。まぁドタバタとした日常ですが、なにしろ、あのとき一緒に犬を散歩に連れて行った仲ですから、それは変わりえない“つながり”です。

『創発する社会:慶應SFC〜DNPプロジェクトからのメッセージ』が出版されました。ぼくは、第7章を担当しました。
さてふたたび…。ORFの実行委員である脇田さん、田中さん、そして加藤(ぼくは実行委員ではありません…)が、こんどは昼休みのサブウェイにて。もう
いま、
ちなみに、「漂流日記」(1号)(タグは“drifter1”という名前で認識されます)が
さて、その後の“コンパクトメディア”ですが、な●(代表)とお●ちゃん(トレースのひと)にくわえ、「チーム鮮魚主夫」(謎)のサポートもあり、無事に10月31日の朝に入稿されました。その後、細かい修正などを経て、完成に近づいています。前回の収録から、ちょうど1週間ほど経ったところで、現状について聞いてみました。ぼくも、もちろんドラフトは見ているのですが、かなり、イイものができそうな予感です。それでも自己採点は(100点満点で)60点とのことで、意外にも辛口です。
『NEW OFFICE』(第19回日経ニューオフィス賞・受賞オフィス特集号)2006年秋号が出ました。