[ カテゴリー:湘南を歩く ]

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2007年07月13日

 湘南フィッシュアイ

昨日は、今期最後のゼミ(研究会)の日だったので、みんなで「中吊りギャラリー」に出かけました。フィールド調査の成果を、レポートや報告会(プレゼンテーション)ではなく、車内広告のフォーマットでをまとめたので、実際に足をはこばないと見ることができないのです。電車をつかった、体験型の展示です。
できるだけ多くの「作品」を見るためには、途中で降りて次の電車を待ったり、ホームの逆側の電車に乗り換えたり、あるいはすれ違う車両を眺めたり(※おまけ映像を参照)、ちょっとした工夫が必要ですが、なかなか愉しく鑑賞することができます。スタンプラリーのような仕組みをつくっておけば、もっと面白かったかもしれません。けっきょく、2時間近く江ノ電の車両で過ごしました。そのあとは、鎌倉で今学期の打ち上げ。講義はこれで終わりですが、試験・採点でドタバタしている間に、坂出です。
今学期で卒業のふたり…おめでとうございます。ビデオで登場した卒業生の皆さん、忙しいのに顔を出してくれたH川さん、ありがとうございました。

【2007年7月12日(木):江ノ電、そして鎌倉】
※写真をクリックするとスライドショーのように見ることができます(10枚)。

●おまけ:
中吊りギャラリー:正しい鑑賞方法 (mov 25sec. 2MB)
※すれ違う電車の分も、愉しめます。中吊り広告の作者を知っている場合は、声を出して、名前(あだ名)を呼びましょう。

(♪ひとつだけ - 矢野顕子+忌野清志郎)

2007年07月04日

 中吊りギャラリー



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※クリックすると、中吊りギャラリー(ウェブ版)にとびます。

2か月半にわたってすすめてきた“湘南”フィールドワークの成果は、中吊り広告のフォーマットでまとめました。下記の日程で、江ノ電の車両広告として掲出されます。ぜんぶで30種類以上あるので、ぜひ、ご覧ください。

日時:2007年7月9日(月)〜20日(金)
場所:江ノ電車両(全28車両に載ります)

・全作品カタログ:http://vanotica.net/enoden_gallery/
・ケータイサイト:http://vanotica.mobi/

2007年06月16日

 湘南を歩く (9):梅雨入り

6月15日(金)15:00ごろ〜
梅雨入りした翌日は晴天。あまりにも暑そうだったので、スタートが遅れてしまいました。きょうの起点は藤沢です。きょうは、江ノ電の中吊り広告のことを確認する必要があったので、藤沢駅にある事務所へ。やはり8月は枠が一杯のようで、7月中旬〜下旬を目指すのが現実的のようです。(つまり、当初の予定どおり…ということなのですが。)
中吊り広告だけでなく、藤沢駅・鎌倉駅の液晶ディスプレイ(50/60インチ)も使えるかもしれません。

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そのあとは、江ノ電に乗って極楽寺へ。観光客の持ち物(紙袋など)を観察しながら、せっかくのシーズンなので、あじさいを見るつもりでした。少し時間が遅かったせいか、人影はまばらで、あじさいもまだこれから…という感じでした。このあたりでは、ふつうの(ガイドブック片手の)観光客の姿はほとんどなく、黄色いふくろはひとつも見かけませんでした。そのかわりに、立派なカメラ(デジタル1眼レフ)と三脚を持ったひとが目立ちました。極楽寺を見てから、成就院へ。どこかで見た景色…と思ったら、一日前にアルバムで見た、さ●かの写真の場所でした。海が見渡せて、これで道の両側のあじさいがもっと咲いていたら、さらによかったのですが…。しばらく、ここで海を眺めてから長谷へ向かいました。ずいぶん遠くに見えていたのに、坂道を下ってゆくと、思っていたよりも早く海に近づきました。

17:10ごろ〜
長谷の駅は人でいっぱい。鎌倉に向かう江ノ電もかなり混雑していました。鎌倉に着いて、駅前でいつもの定点観測です。きょうは、いつもより少し遅めの時間でしたが、同様に店の前で20分間、出てくる黄色いふくろをカウントしました。団体客や修学旅行生の姿はなかったものの、コンスタントに人が出入りしていました。面白いことに、大部分が「下りの鳩」でした。「観てから派」のひとたちが、最後におみやげを買うために店に立ち寄っているのでしょう。20分間で観測した53のふくろのうち、「上り」はわずかに2つでした。
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※クリックすると拡大されます。

カウントをはじめて10分ほど経過したところで、小町通りの方角から「もうひとつの黄色いやつ」が登場し、大胆にも店のなかに入って行きました(写真下)。ついに、黄色いふくろどうしのご対面です。遠くから見ると区別が難しいのですが、こちらは全面黄色です。不思議なことに、ふり返ってみると、これまでの調査では全面黄色のふくろは、見かけたことがありませんでした。「もうひとつの黄色いやつ」は、鮮度が大事ということで、あまり回遊せずに、すぐに姿を消してしまうのかもしれません。

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きょうは、ほかにも発見がありました。まずは「Lビニ」(ビニールのLサイズ)です。これまでには一度も観測されたことがありませんでした。もしかすると、通常の「ビニ」にたくさん詰め込んで、伸びて大きくなったのかもしれない…などと考えましたが、そんなことはありえません。容量としては、少なく見積もっても紙のLくらいは入りそうです。「Lビニ」は、それなりに存在感はあるものの、なんとなくムリをしている感じがしました。

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20分間のカウントを終えて、しばらく座っていたら、うすいパープルのビニールぶくろが目につきました。これも、いままであまり見かけませんでしたが、いつもの黄色い「ビニ」と同じくらいのものと、さらに小さいサイズのものが多いようです。この「マメなパープル」がどこから来るか…はだいたいわかっていたので、小町通りに向かい、店の前まで行きました。ついこのあいだの『ランキングパラダイス』(TBS)で紹介された影響もあってか、店はものすごい人だかりでした。
そのあとは、他のふくろを観察しながら、しばらく歩き回りました。18時になると、そろそろ店じまいというところも少なくないようで、駅に向かうひとが圧倒的に多かったのが印象的です。いくつか、特徴的なおみやげの紙ぶくろを見かけましたが、うまく接近することができませんでした。

yellow.jpgさて、ここのところ、おみやげのふくろを眺めてきたのですが、ひとによっては、おみやげをたくさん買って、いくつかのふくろをひとつにまとめたりします。つまり、ふくろのなかに、ふくろを入れるということです。実際に、すでに持っていた大きめの紙ぶくろのなかに、「ビニ」が入れられている現場を何度か目撃しました。このような「隠れ鳩」がどのくらいいるのかわかりませんが、おみやげを買うタイミング、買う物の大きさなどによって、ふくろどうしの関係が決まると考えられます。たとえば、ブランド品を買ったときの紙袋が、スーパーのレジ袋のなかに入れられることは、あまりないでしょう。色、プリントされたロゴやキャラクターなどをつうじて、紙ぶくろが広告媒体としての役割を担うとするならば、いちばん外側のふくろとして使われること、あるいは他のふくろのなかに入れられないこと、が重要な課題になります。商品名や店名を覚えていなくても、「あ、あの○○のふくろのやつね…」というところまで認知度が高まれば大したものです。

●6/15に採集した音は、ここへ。
聞く写真:http://audiblephoto.net/

2007年06月08日

 湘南を歩く (8):パンをおかわり

6月7日(木)15:30ごろ〜
日中は汗ばむくらいの陽気だったのですが、鎌倉に着いたらずいぶん風が強くて肌寒い感じでした。まずは、駅前で「鳩」をカウントすることからスタートです。
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※クリックすると拡大されます。

15:35〜15:55 扉店(鎌倉駅前)
前回とおなじく、20分間、店から出てくる黄色いふくろを数えました。きょうは、修学旅行の子供たちの姿はほとんどなく、わりあいと穏やかな雰囲気ではじまりました。
[15:42ごろ]団体の観光客(シニア)が店の前に集まりました。なんか、昔、香港に行ったときにバスでおみやげ店に連れて行かれた(さらにぼくたちが店に入った直後に店のドアが閉められた=閉じこめられた?)ことを思い出しましたが、ガイドのひとからアナウンスがあり、しばし(30分足らず)の「フリータイム」となりました。
さて、そのシニアな人たち。小学生(中学生)のような敏捷性はないものの、大部分の人が、どどっと店に吸い込まれてゆきました(まぁ店の前で「フリータイム」を告げられたら、ほとんど本能的に動いてしまうような気もしますが)。
カウントが急増する予感。目の前には、店のショーウィンドーに群がる人びとが見えて、数分後にはたくさんの「鳩」が店を出てきました。「フリータイム」のあとの集合場所が、「上り(小町通り)」方向のためか(じつは「下り(駅方向)」でもほぼ同じくらいの距離ですが)、「上りのM」と「上りのL」が目立ちました。
[15:47ごろ]いまだに先ほどの人びとが何を買おうか迷っているところに、おみやげを買うのを忘れていた(あるいは、友だちが黄色いふくろを持っていたから、ぼくも…と反応した)と思われる小学生がどこからともなく現れ、群がります。まさに、老若男女が激しくサブレーに群がるという図絵です。小学生たちは、だいたい「下りのM」または「下りのビニ」という感じ。
というわけで、20分の間の5分間だけで50くらいの黄色いふくろが飛び立ちました。シニアな人びとは、バスに乗り遅れないように、告げられた時間の5分前に集まっていました。

hato_g.jpgさて、きょうは、めずらしい「鳩」も観察されました。サイズはM(くらい)だと思いますが、グレーです。そして、真ん中ではなく右隅のほうにイラストが描かれているものです。写真を撮ることはできなかったのですが、観察していた店からではなく、(本店方面から)やって来て、駅へと向かいました。たぶん、「弔事の下り鳩」ではないかと思うのですが、まだ確かなことは言えません。明るい黄色とは対照的に、地味なグレーで、ちょっと控えめで哀しげな感じでした。

16:00ごろ〜
昼間、に●らから、フィールドワークについて相談したいという連絡をもらったので、鎌倉駅で待ち合わせをして、珈琲を飲みに行きました。そこで、調査のことを中心に1時間ほど話をしました。一度、6月末に成果をまとめるものの、実際にはもうしばらく調査をしてから「卒業制作」にすればいいので、それほど悩む必要はない…ということで。記録の方法/整理のしかたをきちんと決めておけば、まちがいなく、面白いものができるでしょう。

17:00ごろ〜
約束の時間までまだ余裕があったので、たまには植物の写真でも撮ってみようということに。あじさい、キダチチョウセンアサガオ、ハス、その他いろいろ…。名前のわからない花も、何枚か撮ってみました。緑がとてもきれいで、思っていたよりもたくさんの花が咲いていました。

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hato2.gif18:00ごろ〜
そして、湘南Clipのオフィスへ(この日撮った、キダチチョウセンアサガオの、すぐそばです)。H川さんとM浦さんに会って、これからどうするか…について話をしました。そこで、偶然にもN川さんに会いました(ハッピーに仕事をしているのでしょう…。むかし、「どうにもやる気のおきない…」ブログをときどき読んでいたので、ちょっと懐かしい気分になりました)。
H川さんは、ぼくたちの書いている文章をけっこう細かく読んでいて、うれしいような恥ずかしいような。でも、いくつか面白いかたちですすんでいるテーマ(たとえば、で●ーの、人から人へ(店から店へ)というようなもの)は、ちょっと工夫してまとめたりできそうだ…という話になりました。中吊り広告の件も、うまく連携できそうです。

1時間ほど話をしてから、で●ーも行ったというカフェ へ。あいにく、ご飯(お米)がなかったので、パンでカレーを…ということになりました。ご飯のないキーマカレーを、なんとなく“キーマパン”と呼んでいましたが、カレーであることを忘れないためには、“キーマカレーパン”と呼ばなければなりません。もちろん、サフランライスは欲しかったのですが、美味しくいただきました。H川さんもM浦さんも、職住近接(超近接)のライフスタイルとのことで、うらやましいかぎり。徒歩圏内に、職場だけではなく、海も山もあるというのが、湘南暮らしの魅力になっているのでしょうね。
あまり飲まなかったのですが、気分は良くて、これで歩いて帰ってごろりとできればどれだけ幸せかという状態で、横須賀線に揺られて品川へ。

(電車に乗っていたらすっかり酔いが覚めてしまい、録画予約をしておいた『わたしたちの教科書』をマジメモードで見ました。じつは、「教師モノ」はついつい見てしまうことが多く、これも欠かさず見ています…。)

2007年06月02日

 湘南を歩く (7):鳩を数える

6月1日(金)15:00ごろ〜
もう6月ですょ…。ちょっと変則的に、金曜日に出かけてみました。午前中は会議があったので、いったん家に帰って、身軽な服装に着替えてから出発しました。その頃には雨も上がって、爽やかに晴れていました。
この日の起点は鎌倉。「鳩」のカウントをおこないました。
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※クリックすると拡大されます。

【1】15:10〜15:30 扉店(鎌倉駅前)
まずは、駅前で観察しました。天気がいいせいか、あるいは時間的にピークだったのか、とにかく大混雑で、とくにバス停の前あたりはものすごい人でした。店から出て来て、駅に向かうのは、もう帰る(すくなくとも鎌倉を去る)…と想定できるので、「下り(観てから)」の「鳩」です。いっぽうで、小町通り(八幡宮)のほうに向かう黄色いふくろは、「上り(買ってから)」の「鳩」と呼ぶことにします。今回は単純に、店から出てきた「鳩(黄色いふくろ)」のサイズと方向だけをカウントしました。
いや、スゴイ。わずか20分のあいだに、98のふくろが店から出てきました。最初は30分間カウントするつもりでしたが、目の前に小学生(中学生?)がたむろして、視界が遮られ、気のせいかちょっと暑くなったので20分で終了。「上り」が56、「下り」が42。「まずは買ってから」ということなのでしょうか。いままで存在を知りませんでしたが、LLサイズ(勝手に命名)がひとつ。以降はカウントするカテゴリーに加えます。
余計なお世話ですが、「上りのL」は、ちょっと大変です。鎌倉に到着したばかりなのに、大きな荷物を増やしてしまうとは…。でもきっと、おみやげを渡すべきひとが何人かいて、そのひとたちのことを想いながら(忘れないように)買ったのでしょう。それでホッとしているのなら、紙袋は邪魔にはならないはずです。

【2】15:35〜15:55 本店(若宮大路沿い)
つづいて、本店前に移動して、同様に20分間カウントしました。この場合は、鶴岡八幡宮に向かうのが「上り(買ってから)」、駅の方向に向かうのが「下り(観てから)」という理解です。
20分のあいだに出てきた黄色いふくろは28。圧倒的に「下りの鳩」のほうが多いようです。これぞ、おみやげの王道? そう、「観てから(お参りしてから)」買うのです。駅前とくらべると、店を訪れる人の数が、圧倒的にちがいました。もしかすると、修学旅行生たちのピークを過ぎた直後だったのかもしれませんが、「鳩」は非常に少ない。途中で、文字どおり、客足が途絶えて5分ほどしーんとなりました。店の前のベンチに腰かけていたひとも、いなくなりました。
15:47ごろ、トラックが入り(湘南深沢から来た? )、「鳩」を補充している模様。途中で、ひとつだけ「クルマの鳩(おつかいものの鳩)」も観察されました。すうっと路上駐車して、Lサイズを買って、すみやかに発進です(方向は、この場合いちおう「上り」になりますが、八幡宮前の信号で右折するか左折するか、わかりません)。あと、「上りのLL」が2件。これは、おみやげというよりは、“ロコのおやつ”という部類だと思われます。
15:54ごろ、いと●ょが、友だち(年下の男性)を連れて「下って」来ました。ぎこちなく言葉をかわして、カウントをフィニッシュしました。

hato2.gif16:30ごろ〜
珈琲を飲みながら、カウントの整理をして、ふたたび駅に向かいました。きょうの後半は、中吊り広告を観察するために江ノ電に乗ろうと決めていたのです。JR をくぐって、駅の西口に出ると、またしても、いと●ょに遭遇。じぶんで吹き込んだ(と思われる)、MP3を聞いて、悦に入っていました。
そして、江ノ電に乗って腰越まで行きました。車内では、もっぱら中吊り広告のチェックです。メジャーな企業のものは、やはり作り込まれたものですが、ローカルな広告は、手作り感があるものも、けっこうふくまれています。それが、江ノ電という路線といいバランスなのでしょう。あと、けっこう小さい文字でも「読める」感じがします。かならずしも、イメージやフレーズ(コピー)で語らなくても、きちんと文章(もちろん長文はムリですが)を書いてもよさそうです。(そういえば、『中吊り小説』(吉本ばなな、ほか)っていうのもありましたね…)

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そして、しばらく浜を歩きました。腰越港のすぐそばは、ほとんど人がいなくて、いい感じ。江ノ島のほうに向かうと、海の家のための準備がすすんでいます。

2007年05月28日

 エチュード #1

はしかのため、今週は休講となりました。それで、ちょっとだけ気持ちに余裕ができて?昨日の晩、遊び半分でつくりはじめたら、止まらなくなりました。まずは、習作ということで。実際には、余裕ができたわけではないので、遅れている仕事のキャッチアップを試みます…。

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※クリックすると拡大されます。通常の電車の中吊り広告はB3サイズ(364mm×515mm)です。

追記:なるほど!と●このコメントにあるように、壁紙にするなんて、考えませんでした。ということで、3タイプつくりましたので、どうぞ。
エチュード #1 | 800×600 (629KB) | 1024×768 (859KB) | 1280×1024 (1.3MB) |

(♪シンクロニシティ [素敵な偶然] - 竹内まりや)

2007年05月27日

 湘南を歩く (6):大佛からダッシュ!

5月24日(木)14:20ごろ〜
きょうは、先週行くはずだった鎌倉大佛のあたりまで出かけることにしました。夕方には「しらすの会(仮)」が予定されていたので、あまり時間に余裕がなかったのですが、鎌倉から江ノ電に乗って、長谷まで。天気がよかったこともあってか、たくさんの人が長谷寺や鎌倉大佛に向かって歩いていました(もちろん、すでに見物を終えて駅に向かう人もけっこうたくさんいました)。

このあいだは、鎌倉駅の近くで、黄色いふくろの採集を試みたので、きょうは「長谷大仏前店」の辺りを観察しました。まずは、店の場所を確認し、そのあと大佛のところまで歩きました。前に来た記憶はあるのですが、鎌倉大佛はずいぶんひさしぶりのような気がします。
たいていの観光客は、まず大佛をバックに記念写真を撮り(た●ちんのアルバムに載っているような感じ…)、近くまで行って大佛を見上げます。この日、多かったのは小学生です。旅行の手引きのようなものを片手に、さらにはあの黄色いふくろを持った小学生たちがたくさんいました。そう、「鳩」のように大佛の足もとで戯れていました。

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それにしても、小学生(胸につけていた名札によると、6年生)のパワーは、すごい! …圧倒されます。黄色いふくろについては、どうやら連鎖反応的に手にしているようです。みんな、お揃いが安心なのでしょう。これは、小学生にかぎらず、たとえば大人の女性どうしでガイドブック片手に散策…というような場合も、かならずといっていいほど“お揃い”のおみやげ袋を持っていたりします(ついでに、いつも一緒にいそうなふたりだと、服装まで“お揃い”に近かったりします)。
しばらく、大佛の近くに座って、黄色いふくろのカウントを試みたところ(結果については別のエントリーで書きます)、予想以上にたくさんの「鳩」が行き来していました。

友だちが「いま、買っておこう」と言えば、「じゃあぼくも、いま…」ということになり、「荷物が増えちゃうから、後にしよう」と言えば、「じゃあ私もあとにしよ」となります。とてもシンプル。

「ねぇ、大仏グミ買った?」
「えーっ、買ってなぁい!」
「欲しぃー」

という、この単純明快なやりとりだけで、小学生たちはダッシュです。これは、小学校6年生とは思えない、衝動的、動物的な反応にしか見えません。ほとんど、何も考えていない…というか、友だちが手にしている大仏グミを見たとたんに、身体のどこかが動き出した、という感じです。いきなり駆け出したので、笑ってしまいました。

買ってから観るか。観てから買うか。これはダンドリの問題です。ぼくの大好きな『ダンドリくん』(泉昌之)を思い出しつつ、観光スポットとおみやげと人びとの時間配分のしかた…はけっこう面白いテーマだと思いました。

hato2.gif16:00ごろ〜
夕方から、江ノ島で「しらすの会(仮)」が予定されていたので、ふたたび長谷から江ノ電に乗って江ノ島に向かいました。途中で、クッキーを食べながら歩いているた●を見かけましたが、カメラをすぐに取り出すことができず、激写には失敗しました。
江ノ島に着いてからも、まだしばらく時間があったので、海を眺めて時間をつぶしてから、店に向かいました。その途中にも、黄色いふくろを持った小学生がたくさんいました。どこから来たのかはわかりませんが(おそらくは長谷から?)、「鳩」は、時として、非常に野生的にふるまいながら、“湘南”を飛び回っています。いずれは、回遊行動を調べるために「鳩」を追跡してみようと思います。

ひさしぶりに行ったしらすの店は、なかなかの盛況で、ボリュームもたっぷり。満腹で帰りました。

2007年05月22日

 フィールドノートとしての地域ポータル

道路や鉄道は、地域や都市のイメージをつくるのに重要な役割を果たしています。今学期は、江ノ電湘南モノレール沿線のフィールドワークをすすめていますが、このふたつの路線をつかってフィールドワークの対象エリアを大まかに設定するというアイデアは、共同研究をしている四十万さんとの話から具体化しました。今回は“湘南”が対象ですが、もう少し広い意味で、地域コミュニティ(=場のチカラ:創造性に富み、活気のある「場」を成り立たせる要件は何か?)を理解するための仕組みづくりについて考えています。いまデザインしているモデルは、下図のように表すことができます。ここでは、もっぱらフィールドワークのプロセスについて簡単に整理しておきます(このプロジェクトについては、随時加筆・修正する予定です)。
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※図をクリックするとpdfファイルが表示されます。

(1) フィールドの選定
すでに述べたとおり、道路や鉄道は、ぼくたちの地域や都市のイメージづくりに少なからぬ影響をあたえています(余談ですが、ケヴィン・リンチの『都市のイメージ』新装版がもうすぐ出ます)。時には、道路や鉄道が「エッジ」となって、そのイメージ(イメージ可能性)を分断することもありますが、場所に対する親近感やアタッチメント(愛情・愛着)は、おそらく、ぼくたちが考えている以上にバスや電車などの交通機関と関係しているように思えます。なによりも、通勤や通学など、多くの人びとの毎日の「足」として、日常生活にとけ込んでいます。ぼくたちが、毎日ながめている(あたりまえの)風景は、こうした公共交通機関の路線と無縁ではないはずです。
たとえば、決められた期間に10回フィールドに足をはこぶなど、「歩く」ことを基本動作とするフィールドワークを継続的におこなうためには、比較的コンパクトな路線が望ましいと考えられます。江ノ電は15駅(藤沢〜鎌倉 34分)、湘南モノレールは8駅(大船〜湘南江の島 15分)です。江ノ電は海側から、そして湘南モノレールは山側から“湘南”というエリアを際立たせます。もちろん、どこからどこまでが“湘南”か…を規定するものではありませんが、調査対象となるエリアを、わかりやすく理解することができます。今回は、こうした考えにもとづいて、公共交通機関の路線をベースに、フィールドワークの設計を試みました。

(2) フィールドノートとしての地域ポータル
フィールドワークには、フィールドノートが不可欠です。いわゆる日誌だけでなく、写真や音声などのデータも、逐次整理をしながら、フィールドでの体験を綴るための素材を集めるのです。従来型のメモやスケッチという方法が消えゆくことはないと思いますが、観察・記録の方法はさまざまなメディアの活用によってつねに変化をつづけます。
最近では、ウェブ日記やブログとして、フィールドノートを綴ることもあるようですが、今回は、地域ポータルを活用することにしました。2月の「フィールドワーク展III」でお世話になった、gallery sizeのつながりで、“湘南Clip”という地域ポータル(湘南密着型ポータル)のスタッフのかたがたに出会いました。まずは、全員(20名)でユーザ登録をして、毎回のフィールドワークでの所感を綴ったり、写真を載せたりするかたちで使ってみることになりました。最近の地域ポータルは、SNSの機能をもっていることが多いので、登録したメンバーどうしがお互いのフィールドワークの進捗を見ながら、すすめることができます。また、当然のことながら、タウン情報や地図なども活用できそうです。他のユーザとのつながり(お友達のお友達…という連鎖)が、育まれるかもしれません。
ヘンに私物化するということではなく、知っているどうしで使えば、地域ポータルは便利なグループウェアになるということです(その意味からすると、スケジュールとかカレンダー機能が付加されればさらに便利になります…)。フィールドワークをすすめているメンバーが、お互いを見まもりながら、情報交換をしながら、地域コミュニティの理解を創造することができます。

およそ2か月半のあいだに、10回フィールドに足をはこび、10件の記事を書く…というのが課題です。まずは、フィールドワークに出かけることを厭わないマインドと、じぶんの「足」で歩く意味と必要を身体で学ぶことが課題なのです。
5月14日(月)の時点で、以下のようなテーマのフィールドワークがすすめられています。そして、だいたい1か月後をメドに、フィールドワークの成果をまとめる計画です。どのようにまとめるか、さらにその評価をどのようにおこなうかについては、また後日紹介したいと思います。

・場違いなモノ
・公園観察
・地元の人と観光者の行く場所や集まる場所の違いや行動の違い
・Jack-Post
・江ノ電の車窓から
・エキ
・モノカオコレクション:湘南編
・タイムスリップ
・湘南の空気感、のどかさ
・観光地のしぐさ
・追跡、鎌倉ライフスタイル!!
・江ノ電コレクション
・江ノ電リンク
・横道にみる湘南
・さっき
・いま・ここにあるもの:行きつけの場生むチカラ
・「っぽい(っぽさ)」はどこから生まれるか
・湘南スケール:「湘南」をはかる
・考現学で読み解く湘南
・江ノ電のある生活

2007年05月21日

 湘南を歩く (5):海上から

5月20日(日)10:30ごろ〜
“湘南フィールドワーク”をスタートさせて、ほぼ1か月。早くも折り返しです。2か月半ほどのあいだに10回足をはこび、10件記事を書く…という企画なので、間に合うかどうかだんだん心配になってきました。もちろん、湘南に暮らしていれば、こんなことは心配にはおよばないのですが。
ということで、きょうは朝からスタートして(大崎駅から湘南新宿ラインで逗子まで)、海の上から湘南を眺めることにしました。ひさしぶりに逗子湾からボートを出して、しばらくノンビリと過ごしました。湾を出ると、少しうねりがありましたが、おおむね穏やかで、釣り船がたくさん出ていました。ディンギーのセールも鮮やか。嗚呼、爽やかな一日。

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休日のためか(まぁ下調べ不足ですが)、ビジターの寄港を許してくれるところがなく、けっきょく、漂いつつ海から湘南を眺めました。
この位置から、そのまま上空数百メートルに上れば、鳥瞰図のような視座を獲得することができます。昔の絵師たちは、想像力だけで地図を描いていたのでしょうか。少なくとも、舟で漕ぎ出して、海から陸を眺めることはできたはずです。そして、山の頂きから見下ろす風景を頭の中に浮かべながら、そのまま想像力で海上まで飛んだのでしょう。山のなだらかな起伏や海岸線を見ていると、ちょっと飛びたい気分になります。

13:40ごろ〜
ちょうど干潮のころで、田越川を上ることできず、ちょっと苦労しましたが、無事に帰港。ボートを洗って片づけをしてから、近くの「赤いザリガニ」へ。134号線の渋滞と凪いだ海面を見ながら、ビールを飲みました…。店を出るころには、海岸の人もだいぶ減っていました。
こういう一日は、いいですね。

●おまけ:
海から眺める湘南 (mpeg4 18sec. 1.3MB)

2007年05月18日

 湘南を歩く (4):ちょっと寄り道

5月17日(木)
雨が降っていたのですが、(午後から晴れる…という)天気予報を信じて出発。(きょうは品川から横須賀線に乗り)多摩川を渡るころには、雨はあがっていました。そして、ふたたび鎌倉へ(14:30ごろ到着)。着いたら、晴れてちょっと蒸し暑いくらいの陽気です。きょうは、長谷の大仏まで行って、そのあたりの「鳩」を観察する 予定でした(長谷大仏前にも黄色いふくろの店があるので)。

14:30ごろ〜
でも、その前にちょっと鎌倉でやっておきたいことが…。ふと思い出したので、某マンションを、見物することにしました。べつに具体的に移住計画がすすんでいるわけではないのですが、じつは、モデルルームを見に行ったことがあります(購入にはいたりませんでした)。そのマンションが完成したというので、いちおう「現物」を見ておきたかったのです。駅からしばらく歩いて、新築のマンションを発見。なかなか素敵でした。このマンションにかぎったことではありませんが、鎌倉のあたりはガイドラインが厳しいせいか、低層のマンションが多く、適度なサイズなのが魅力的ですね。どうやら、完売したみたいです。
その勢いで、あたりをぶらぶらして、何軒か不動産屋を見て(まずは貼られた間取り図を眺めているだけだったのですが)、そのうちのひとつに入ってみました。先日、いと●ょ と行った古民家を改装したカフェ のことも頭の片隅にあってか、鎌倉の古民家を一時的に借りてみる、というのはどうだろう…などと気まぐれなことを想い、いくつか物件を紹介してもらいました。
地図をもらうことができたので、この流れにまかせて、きょうは鎌倉の住宅地を歩くというプランに変更です。もらった地図を片手に、大町、材木座のあたりを歩いてみました。もちろん、中を見せてもらう…ということではないので、まわりの雰囲気などもふくめていくつかの物件を外から眺めました。すっかり晴れて、暑くなってきました。道に迷ったりしつつ、けっきょく歩きっぱなしのまま、夕方に。

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途中で本覚寺によって、一休みしました。木陰は涼しくて、緑がとても綺麗でした。沖縄は梅雨入りしたので、あと数週間もすると、ジメジメして歩きづらくなるかもしれません。

hato2.gif16:30ごろ〜
というわけで、きょうはほとんど写真を撮らず、音も録音せず、ひたすら歩いたという感じです。長谷の「鳩」観察は、延期です。ただ、きょう歩いた範囲で、黄色いふくろは、ひとつも見かけることがありませんでした。想像できることですが、おそらくは、鎌倉駅や小町通りのあたりにたくさんの「鳩」が生息、回遊しているということなのでしょう。面白いことに、ほんの10メートル「内側」に入るだけで、静かで穏やかな雰囲気がある…ということを足で感じることができました。駅前や参道の喧噪を離れると、黄色いふくろも姿を消します。やはり「鳩」は賑やかな場所が好きなのかもしれません。

【おまけ】…夜、テレビをつけたら「TVチャンピオン2」(テレビ東京)で、「アジサイ満開直前SP:初夏の鎌倉通(つう)」をやっていました。桜のころのロケだったようですが、ちょうど鎌倉を歩いたあとだったので、なかなか愉しめました(録画しちゃった…)。雑誌だと、最近の『Hanako』も『pen』も『駱駝』も(あと、学生が持っていた『OZ magazine』も)鎌倉・湘南特集だし、「湘南」って、ブームなんでしょうか…。それとも、毎年、このシーズンになるとこんな感じなんでしょうか。いままで、あまり意識したことがなかっただけで、「初夏の鎌倉」は「そうだ京都、行こう」と同じように、磁力をもったイメージ(つまり、永遠のブーム?)なのかもしれません。

2007年05月10日

 湘南を歩く (3):嵐の前の鳩サブレー

5月10日(木)
ゴールデンウィーク中は出かけることができず、2週間ぶりの「湘南を歩く」です。昨日は真夏のような天気だったのですが、寒気が流れ込んだせいか、きょうは風が強く、午後からは嵐になる(ひょうも降る?)との予報でした。
午前中の講義を終えてから、出発しました。学期中に2回分だけ担当しているオムニバス形式の科目で、きょうでノルマを終了!これからは、木曜日に余裕ができます。
…と言いつつ、夕方は三田で仕事があったので、きょうはちょっとだけフィールドワークです。

14:00ごろ〜
戸塚経由で鎌倉へ。きょうは、あまり時間がないので、これからのすすめかたを確認することにしました。まず、ひとつやってみようと思っているのは、「鳩の生態」調査。これは、本物の鳩ではなく、黄色いふくろの生態です。いわゆる「風俗採集」と呼ばれるものですが、「数える」ことについては少し体系的にやってみようと思います。なかなか目立つ黄色いふくろなので、観測しやすいというのも理由のひとつです。くわえて、江ノ電と湘南モノレールの沿線に、いくつかの店があるので、湘南の「鳩の生態」を調べることができます。

きょうは、今後の調査のために、黄色いふくろの種類を知ること、そして、どんな感じで「鳩」に接近できるかを確かめるつもりでした。まず、ふくろの種類について。店に行けばショーケースごしに確認できるのですが、どうやらメジャーなのは3タイプ。ひとつは、黄色いビニール製もの。そして、中サイズ・大サイズの紙袋(手さげ)です。大サイズのほうは、もしかするとバリエーションがあるのかもしれませんが、ちょっと確認できませんでした。箱がたくさん詰まった袋をもったおじさんがいましたが、袋のマチはかなり広かったです。このほかにも、あらかじめハンドルがついたような形状のパッケージ(5枚入り)もありますが、これを手に持っているひとは、見かけませんでした。

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袋の大きさから判断すると、その中に「鳩」(ここでは、鳩=サブレーとします)が何羽(何枚)いるかを推測することができます。もちろんサブレー以外にもいろいろなお菓子があるので、袋の中身を見せてもらう…という調査も考えてはいます。いささか強引な判断を許せば、黄色いふくろに入って、湘南エリアを行き来している、夥しい数の鳩を数えることができるわけです。

きょうは、小学生(中学生か?)らしき一団が、鎌倉駅の近くにまるで鳩のようにたくさんいて、これまた鳩のように、「鳩サブレー」の店(扉店)に群がっていました。おそらく、何かの「研修旅行」のようなものなのでしょう。そもそも、じぶんは小学生の頃に「おみやげ」など買っただろうか…と考えたりしつつ、黄色いふくろを採集する練習をしました。
そのあと、小町通りを歩きながら、本店に移動しました。小町通りでも、黄色いふくろがたくさん。鶴岡八幡宮に行った帰りの「おみやげ」として「鳩」を理解すれば、駅に向かう「鳩」が多いはずなのですが、そうでもなく、逆向き(つまり八幡宮に向かう)に移動したり、あるいは小町通りを回遊したり、「鳩」もタイプ分けができそうです。本店に行くと、こちらも駅前と同様、鳩のように、鳩の形をしたお菓子に群がるひとびとを見ることができました。こちらは、どちらかというと、大人(シニア)が多いようです。

こんどは、どうやったらうまく「鳩」を撮影できるかを考えながら、ぶらぶらしました。まず考えたのは、思いきってズームレンズを使うということ。フィールドワークのときには、基本的にはズームを使わないのがポリシーなのですが、最近の広角のデジカメではちょっとキツイ。いっそのこと、「鳩の生態」調査を言い訳に、E-410を買ってしまおうか…とも思ったり。ズームレンズがあれば、どこかでカメラをかまえて、黄色いふくろを採集することができます。
もうひとつは、黄色いふくろに接近するという方法です。これは、なかなか難しい。本物の鳩も、あともう少し、というところで飛び立ってしまうのと同じように、ふくろに近づいて、シャッターを押すのは少し練習が必要です。少し試してみましたが、いま使っているデジカメだと苦労します。ケータイのカメラだとシャッター音がするし、だからといって、デジカメで至近距離まで行っても、レンズはおのずと下を向くし、怪しまれるにちがいありません。ヘンな趣味だと思われたら困ります。
ビデオを使うこともできるし、「数える」だけならほかの方法も考えられます。
どうすればいいかな、と考えながら歩いていたら、前方から「湘南Clip」のH川さんがやって来ました。ぼくが、不思議な?アングルで写真を撮る練習をしているところを見られたのではないか…とちょっとビビリながら、あいさつをしました。もし、怪しんでいたら、それは誤解です!「鳩の生態」調査(のつもり)です。ぜひ、あたたかく見守ってほしいと思います。

hato2.gif15:20ごろ〜
いよいよ時間がなくなってきたので、きょうはこのへんで終了です。あとは、適当に「鳩」の写真を撮りながら駅まで戻りました。帰ってから、写真を見てみたら、歩きながらでブレている写真があったり、黄色いふくろ自体がとても小さく写っていたり、やはり「鳩」を撮るには工夫が必要です。ただ、高解像度のデジカメなので、トリミングしたら、写真としては使えそうな気がしてきました。少なくとも、黄色いふくろのバリエーションや、持ち運ぶスタイルを採集するためなら、これでじゅうぶんかもしれません(きょう載せた写真の一部は、トリミングしたものです)。
まぁしばらくは、いろいろと試してみるつもりです。きょうは、PC(2.36kg)を持ったまま歩き回ったので、短時間だったとはいえ、疲れました。幸い、嵐には遭遇しませんでしたが、電車に乗るころには、雲が厚く空は暗くなっていました。

2007年04月27日

 湘南を歩く (2):鳩三郎に出会う

4月26日(木)15:30ごろ〜
晴れて、ずいぶん暖かくなりました。いかにも初夏という感じの陽気です。駅とキャンパスを結ぶ道の緑が、とてもまぶしい。きょうは、2時限目に講義をしなければならなかったので、ちょっと遅めのスタートです。鎌倉に行こうと決めていたので、戸塚経由で行くことに。それで、不覚にも電車をまちがえました。いつものクセで、東京方面行きのホームに行ってしまい、ほとんど何も考えずに、やって来た横須賀線に乗り、寝不足だったこともあって、横浜に着くまで逆向きだということに気づきませんでした。
もう、このまま家に帰ろうか…とも思いましたが、横浜で降りて向かいのホームからUターン。30分ほどのロスで、鎌倉に着いたら、もう15:30ごろでした。

きょうは、「発見」というよりは「確認」のためのまち歩きでした。というのも、先週、モノレールの沿線でたまたま鳩サブレーの工場に遭遇し、以来、「鳩的なフィールドワーク」について考えていたからです。
まずは、鶴岡八幡宮へ。確かめたかったのは、「八幡宮」の「八」が鳩になっている…ということ。ズームは使わないので、下の写真だとちょっと見にくいのですが、「八」の字は、鳩が向き合う感じになっています。なるほど。みなさんも、こんど行ったら確かめてみてください。
思っていたよりも鳩は少なかったのですが、やはりサブレーのモチーフになるくらい、この場所には欠くことのできない存在なのでしょう。鳩よりも、修学旅行生たちが、たくさんいました。

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そして、いよいよ鳩三郎に会いに…。これは、まったくの偶然なのですが、いま学生たちに出している「調べ物」の課題の中に、吉田初三郎がふくまれています(※「調べ物」は、何人かの人物についてその生い立ちや仕事・作品を調べるというものです)。鳩三郎と初三郎(酷似)。それから、先週乗った湘南モノレールの上から眺める独特な距離感と、初三郎の鳥瞰図の話。さらに、そもそも初三郎が描き、切り拓いたともいうべきツーリズムの世界(いわゆる観光プロモーションのための情報デザイン?)。鳩サブレーの甘い香り…と、いろいろなアイデアが交錯して、目下のところ、キーワードは「鳩」なのです。
さて、その鳩三郎の正体とは…。皆さん、じぶんで確かめてください。ちょっと感動モノです。参道の店にあります。

hato2.gif17:00ごろ〜
きょうは、事前にみんなに声をかけていたのですが、その呼びかけは空しく湘南の空に吸い込まれ、ほとんど誰からも反応がありませんでした。けっきょく、4月20日付け「湘南Clip・人気の湘南人初登場1位」なひととふたりで、長谷の古民家カフェへ(これは、Yさんのおすすめだったところです)。道に迷いつつ、カフェを発見しました。文字どおり、古民家カフェで、辺りはとても静かでした。せっかくなので庭に出て、あま●のこととか、どうやってフィールドワークをすすめるか…とか、いろいろと話をしました。カフェには、猫のような身体の犬がいました。(へんな表現でごめんなさい。可愛い…ということなのですが、最初に見たときには猫だと思いました。)
ロコモコ丼とコロナ、という、即席の「湘南気取り」で時間を過ごし、肌寒くなってきたので19:00ごろには長谷をあとにしました。スタートで出遅れたこともあって、きょうは思うように歩けませんでしたが、しばらくは「鳩的」な視点とモチーフについて考えてみるつもりです。
それは、あくまでも地面に近く、でもちょっとクールに離れたところから見るというスタンスです。その姿はおのずと風景にとけ込み、みんなに愛され、面白いものを発見すると、クックルー…と思わずのどを鳴らしてしまうのであります。

●4/26に採集した音は、ここへ。
聞く写真:http://audiblephoto.net/

※今学期のゼミ(学部)のプロジェクトとして、江ノ電と湘南モノレール沿線のフィールドワークをおこなっています。記憶が新鮮なうちに、備忘をかねて書いているのでまとまりがありませんが、あらかじめご理解を。

2007年04月21日

 湘南を歩く (1):ほのかに漂う甘い香り

4月19日(木)14:00ごろ〜
肌寒いものの、雨があがって、太陽も姿を見せました。“江ノ電と湘南モノレール沿線を歩く…”という「お題」を出しておきながら、じつは、(クルマで高架の下を通ることはあっても)湘南モノレールには乗ったことがなかったので、まずは乗ってみることにしました。きょうの起点は大船です。

そして、大船から5分ほどで湘南深沢駅で下車しました。なぜ湘南深沢かは、前の晩に地図と路線図を見ながら、なんとなく決めました。どうやらこのあたりには、工場、整備場、研究所のように広大な土地が使われているところが多そうだというのが理由です(たとえば湘南深沢はJRの総合車両センターというのがあって、グーグルマップの航空写真で見ると、かなり広い!)。そうした施設が「現役」なら、それに応じて場所の雰囲気がつくられるはずだし、もし(残念ながら)解体・再編という状況なら、その広い土地(跡地)は、再開発の対象になるわけで、変わりゆく様子を観察できるのではないかと、漠然と考えたからです。あるいは、「廃墟」があれば、それも対象になります(最近のげんぷうけんでも、「廃墟」がテーマになっていたと記憶しています)。

070419-01.jpg 070419-02.jpg

とはいえ、初めて乗ったモノレールなので、当然、初めて降りる駅です。しばらく高架下を歩き、途中から32号線に出て、歩きました。すると、ほのかに、甘い香りが…。あの鳩の絵の看板とともに、鳩サブレーの工場(のはず)がありました。ここから、鎌倉(八幡宮の近く)をはじめとする店舗に大量の「鳩」がはこばれているとは知りませんでした。湘南のイメージや経済誌という観点からは、鳩サブレーをテーマにするのもいいかもしれない…などと思いつつ1時間ほど歩いて、ふたたび湘南深沢駅へ戻りました。工場見学ができるかどうか確かめてみます。

hato2.gif15:20ごろ〜
それから、ふたたびモノレールに乗って、江ノ島へ。モノレールから見える斜面(西鎌倉〜片瀬山あたり)にはタケノコがたくさん見えました。上から眺める景色も、けっこうおもしろいものですね。あの距離感で見る…というのは、モノレールならではの視点です。それこそ、鳩の見ている景色かもしれません。鳩瞰図か…。

ほどなく、湘南江ノ島駅に到着。シーズン前なのか、それともたまたま木曜日定休の店が多いのか、モノレールの駅から国道に向かう道は、けっこう静かでした。しばらくあたりを歩いてから、片瀬海岸・東浜へ。鳶とカラスがたくさん。浜はとても穏やかでした。砂は前日の雨のせいか、堅くて冷たくなっていました。それから、せっかくなので、いちおう江ノ島にも行きました。ちょっと、疲れてきたので鳥居のところまででストップです。夕方に打ち合わせが入っていたので、小田急線で湘南台へ向かいました。湘南台駅にあった、小田急線の広報誌の表紙に吉田初三郎の鳥瞰図が載っていました。

●4/19に採集した音は、ここへ。
聞く写真:http://audiblephoto.net/

※今学期のゼミ(学部)のプロジェクトとして、江ノ電と湘南モノレール沿線のフィールドワークをおこなっています。記憶が新鮮なうちに、備忘をかねて書いているのでまとまりがありませんが、あらかじめご理解を。