2005年02月06日

フィールドワーク展

2月4日(金)〜6日(日)まで、銀座のartist in「フィールドワーク展I」を開催しました。3日の搬入から、最終日の片づけまで、かなりやることが多くてぐったりとなりましたが、心地よい疲れでした。3日間でだいたい160名のひとに来ていただきました。ありがとうございました。

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記録のため、「ごあいさつ」の文章を載せておきます。

ごあいさつ

きょうは、「フィールドワーク展I」にお越しいただき、ありがとうございます。
わたしたちの「日常生活」を学問的な調査・研究の対象とするとき、成果をどのようにカタチにすればよいのか、いつも悩みます。文章で説明しようとすると、起伏のある生活が、難解な概念に変わってしまいます。アートやデザインで語るのも、そう簡単なことではありません。身近で、微力ながらも社会を変えてゆくような学問を拓くこと。それが、大きな課題です。まだまだ答えは見つかっていないのですが、虫カゴと網を持って走り回った、あの頃の気持ちが必要なことだけはまちがいないでしょう。じっくり、ゆっくり、やるのです。

展示は、大きく3つのパートで構成されています。
まず最初の15個の箱たちは、昨年秋からすすめてきた桜木町(横浜市)でのフィールドワークの成果をまとめたものです。それぞれが、それぞれのフットワークと想像力で、まちの欠片を採集しました。つづく6点は、この春卒業予定の4年生の作品です。最終的には、論文や冊子のカタチでまとめられることになりますが、ここではそのエッセンスを凝縮して展示しました。一部については、ワークショップとしてご紹介する予定です。そして最後は、わたしたちが日ごろ綴っている「ふだん記」の展示です。ハガキは、フィールドノートであると同時に、調査者としてのじぶんをふりかえるための素材になります。オリジナルの落款印を彫れば、あなたもきょうから仲間入りです。

今回は縁あって、銀座での展示となりました。ちょうど80年前(1925年)、ここからほど近い中央通りで、今和次郎たちが「東京銀座街風俗記録」をおこなっていたことを想うと、ちょっと愉快な気分になります。フィールドワークの大先輩たちに敬意を表しつつ、わたしたちなりの「考現学」の方法と成果を紹介することができればと思います。じっくり、ゆっくり、ご覧ください。
2005年 立春

Posted by fk at 2005年02月06日 23:56 | トラックバック
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