【きょうの東向島珈琲店:2010年3月11日(木)9:15ごろ〜】
きょうは、「向島キャンプ」をおこないました。本部・作業スペースとして使わせていただいた東向島珈琲店は、とても居心地のいい素敵な場所でした。ありがとうございました。経過や成果物については、別途まとめますが、まずは、きょうの朝から晩までの様子をダイジェストでご覧ください。

・向島キャンプ http://vanotica.net/mukop1/ (更新中)



【きょうのデスク:2010年3月9日(火)10:30ごろ〜】
もう3月です。3日〜6日にかけて、iCTLT 2010という学会に参加するため、シンガポールに行ってきました(詳細は別の記事で紹介します)。きょうは、帰国後のいろいろな書類の処理とか、『SFC Review』の校正とか、事務的なことがメインでした。
夕方まで仕事をしてから、都内でのミーティングに出るつもりでしたが、雪が降りはじめたので予定を変更。早めに大学を出ました。(なので、ビデオは短めです。)

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「自分ごと」と「他人ごと」のあいだに、「自分たちごと」があります。それは、マスでもなく、パーソナルでもない、中間の領域です。この、「自分たちごと」ということばをはじめて聞いたのは、2007年の2月、渡辺保史さんにお声がけいただいて、「縮小する都市の未来を語る:コミュニティに根ざした情報デザイン」というセッションに参加したときです。今年はじめにISCAR Asia2010に参加したときにも、杉浦裕樹さんの発表用スライドに書いてありました。渡辺さんに聞いてみたところ、もともとは、「共有のデザインを考える」というトークセッション(2002年5月:仙台メディアテーク)で、参加者のひとりが使ったことばのようです。
…一つは先ほど「自分事」「他人事」というお話がありましたが、僕自身、建築計画に関わる中で最近痛感しているのは、実はその二つの間にもう一つ、「自分たち事」という部分があるのではないかということです。
自分の部屋の中とか、あるいは自分が欲しいものといった個人的なことではなく、たとえば、プロジェクトにいろんな人たちが関わってうまく進んでいく。これは個人の内側にある自分事でも、自分とは全く無関係に切り離された他人事でもない、その中間です。…
「共有のデザインを考える」スタジオ・トークセッション記録 Chapter 1:人が生き生きとする場所のデザイン(p. 22-23)より
そして、「自分たち事」ということばが、とてもいい表現なので、みんなで使い始めた…とのこと。これは、ぼくたちが標榜する「キャンプ」の考え方を深めてゆく上でも、示唆に富んだコンセプトです。とくに、フィールドワーク先で制作するビデオクリップやポスターなど、“ちいさなメディア”と呼んでいるものは、マスメディアでも、パーソナルメディアでもない存在です。それは、特定少数の人びとを結びつける(さらに、その関係を維持する)ためにデザインされます。

いっぽう、最近、マーケティング的な観点から、注目されているのは「自分ごと」です。『「自分ごと」だと人は動く』(2009, ダイヤモンド社)という本のタイトルに象徴されるように、人は、何らかの形で当事者意識が刺激されたとき、具体的な行動へと駆り立てられることが多いようです。とくに、情報過多と呼ばれる時代においては、一人ひとりが、上手に情報を取捨選択する術を身につけています。そのなかで、“スルー”せずに敏感に反応するのは、「自分」に関係が深い内容なのかもしれません。どうやって、人びとにとっての「自分ごと」を理解し、メッセージを送るかがマーケティング的な課題になるはずです。その意味で、ぼくたちをとりまく情報環境の変化や、コミュニケーション行動を理解する上で、「自分ごと」という視点は大切です。

しかしながら、ぼくたちの仕事はマーケティングでありません。もちろん、調査・研究をすすめていく上では、読者を想定します。何らかの社会的貢献を目指す場合には、誰に成果を届けたいのかをはっきりさせておく必要があります。でも、それを(狭い意味での)“マーケット”としてとらえることが、ふさわしいかどうか。そろそろ、再考する時期が来ているように感じるのです。
20年ほど前、大学は、学生(新入生)を「顧客」に見立てて、カリキュラムや大学の役割の再定義を試みました。学生が「客」なら、大学は最良の「サービス」を提供し、「顧客満足度」を高めなければならない。これからは、学生一人ひとりの「自分事」を刺激するための講義や演習を提供しよう、ということになるのでしょうか。科目数を増やし、自由度を高めることは、「自分ごと」に向き合っていくためのカリキュラムづくりのように見えます。それでいいのか…。

大学とは? という大きなテーマにつながるので、そう簡単に整理することはできません。一人ひとりの能力や可能性を高めるという意味では、大学は、学生の「自分ごと」に応える準備をしておかなければならないでしょう。ただ、個人的には、「自分事」ばかりでなく、「自分たちごと」についてきちんと考えてみたいと思います。ぼくたちは、ひとり(自分だけ)ではなく、関係性のなかに生きているからです。大学は、「自分たちごと」に向き合い、関与者としての自分のあり方について模索する〈場〉なのではないか。ここ数年の「キャンプ」という実践をつうじて、その確信は強くなりました。少なくとも、従来型のマーケティング的なメタファーでは語り得ないような、「何か」を考えていく必要があると思います。

ぼくたちの関係性に目を向けるとき、誰かと共に居ること、何かに居合わせることの価値が際立ちます。それは、まさに「共有のデザイン」なのであり、「自分たちごと」について自覚的になるということなのでしょう。

(♪さあ冒険だ - 矢野顕子)



【きょうのデスク:2010年2月18日(木)11:45ごろ〜】
先日届いたGardenWatchCamで撮ってみました。インターバルは1分に設定。自動的にAVIファイルがつくられます。
途中、ミーティングがあったので、しばらく席を離れていて、その間に暗くなりました。



渋谷・109の前は、こんな感じでした(昨日の昼ごろ撮影)。ゆっくり見る時間がなかったのですが、パルコ前あたりにも、たくさんエアタグが浮かんでいるようです。
http://www.web-across.com/todays/cnsa9a000004qxa7.html


ぼくたちがすすめている「フィールドワーク」(考現学・路上観察・タウンウォッチング)的な観点からは、とくにパルコ前が愉しそうです。
具体的には、iPhone上で動作するARのソフトウエア、セカイカメラをプラットフォームに、今年30年目となる定点観測のストリートファッションの写真をはじめ、過去の渋谷の風景の写真等のコンテンツをアップロード。つまり、渋谷パルコを中心に、公園通りやセンター街、神南などの「AR空間」に、既に約200点のストリートファッションのアーカイブが誕生しているのである。
アクロスが、30年間も定点観測を続けてきたというのは、それだけでも素晴らしいことですが、たとえば公園通りのパルコ前に立って、カメラ越しに昔の風景を見るという体験は、なかなか面白いはずです。このアーカイブの中心である若者のファッション(ストリート・ファッション)を、背後に写っている建物やまち並みとともに、いまの状況に重ねて見ることができれば、とてもシンプルな“タイムトラベル”になります。明日の午後、行ってみます。

これで、iPhoneが「お財布ケータイ」になりました。ものすごくシンプルなやりかたですが、ポケットに、Suicaなどのカードを入れるだけです。カードは2枚入るので、クレジットカードを入れておけば、(時と場合によっては)財布を持たずに出かけることができます。もう一歩、手ぶらに近づくのです。
ポケットの分だけ、ちょっと(数ミリ)厚みが増しますが、かえって握りやすくなる感じもします。問題は、きちんと読み取ってくれるかどうか…。

SANY0044.JPG



毎年、この時期に開催している「フィールドワーク展」は、今年で6年目。昨日からスタートしました。これまで「リサーチ・キャラバン」で訪れた釜石(2009)や柴又(2004/2005)でお世話になったかたがたにも、来ていただきました。

【展示】
フィールドワーク展VI http://vanotica.net/fw106/
・日時:2010年2月5日(金)〜7日(日)11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
・場所:ギャラリー やさしい予感(JR目黒駅から徒歩5分)

・(ずいぶん長い)ごあいさつ [PDF.png greetings.pdf]
・交わらない場所 [PDF.png diver_city_1.pdf]
・交わらない場所(ロングバージョン) [PDF.png diver_city_2.pdf]


より大きな地図で フィールドワーク展VI を表示

昨晩は、卒業生たちがプレゼントしてくれたチケットで(有効期限ギリギリになってしまったのですが)、ヘリコプターに。舞浜から飛び立って、空から東京を眺めてきました。少しモヤがかかっていたものの、「鳥の目」で見下ろす東京はとてもきれいでした。やはり、あの高度がおもしろいのでしょう。走っているクルマがちゃんと見えるし、馴染みのある場所なら、建物の形でだいたいわかる。江戸川の蛇行も、両岸の明かりで、とてもきれいに見えました。15分ほどのフライトで、あっという間に終わってしまったのが残念です。おなじルートを逆向きに飛んで、帰ってくれればよかったのに。
(動画は、東京駅上空あたりで撮ったものです。手ぶれはお許しください。)



ここのところ、散歩や、ぶらぶら歩きといった「虫の目」的なものが増えていて、それはものすごく楽しいのですが、昨日の晩は、「鳥の目」を満喫しました。そう、テレビ東京の『天空散歩』(この番組は、良いですよ!)の目線です。ふだんは、想像力ではばたく以外に、そう簡単に「鳥の目」でまちを眺めることはできないので、不思議な体験でした。

降りてきたら、なにやら気温がぐっと下がってきていて、暖まるものを食べようということになり、 勝鬨橋の近くにある「天竹」へ。ここは、「人の目」を気にせず、がやがやと食べるところです。そういえば、帰り際に見た水槽のなかからも目線が。「ふぐの目」…あ、「魚の目」?

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