• 2007-05-31 16:11:24
  • 漂流カメラ:参加者募集!
南さんと一緒にすすめている社会実験の一環で、「漂流カメラ」をつくりました。じつは、アイデアとしては去年の冬ごろからあって、早々にカメラを買ってはいたのですが、なかなか放流することができませんでした。ちょっと大げさに写真で紹介していますが、説明をわかりやすくするためです。

はい、見てのとおり「漂流カメラ」は、ごくふつうの使い捨てカメラ(27枚撮り, フラッシュ付き)です。そして、ストラップには、RF-IDタグと名刺サイズのちいさなカードが付いています。このRF-IDタグのおかげで、カメラがどこにあるか…がわかるという仕組みです。もちろん、アンテナに検知される必要があるので、どこでも…というわけではなく、いまのところは、キャンパス内のいくつかの教室とラウンジなどにかぎられています。「忘れ物」ではありません。どこにあるかがわかる、つまり、(圏内にあるかぎり)みんなで見まもることのできる「流れ物(漂い物)」なのです。

driftcamera.jpg
※クリックすると拡大されます。

これは「みんなのカメラ」です。順番に、みんなで写真を撮っていくのも面白いのですが、それ以上に、「つぎにつなげてゆく」というマインドについて考えてみたいのです。「つぎにつなげる」ためには、状況を読む能力とコミュニケーションのセンスが不可欠です。「流れ物/漂い物(drifter)」は、そのためのコンセプトです。
このカメラでどのような写真が撮られるのかは、現像してみなければわかりません。まずは、全部撮り終わるまで、ノンビリ待っている余裕が必要です。さらに、誰かに見つけてもらえるように、行方不明にならないように、「圏内」に留めておく(あるいは「圏外」から「圏内」へと誘導してあげる)、ちょっとした優しさも求められます。ときどきは、このカメラのことを思い出し、手に取らなくても、ちゃんとアンテナに検知されていることを確認してホッとしたりもする…。それは、「モノの状態」を想うということです。この「漂流カメラ」による実験は、こうした心のありようについて、考える試みです。

【あそびかた】
(1) まずは、ここにアクセスするか(あるいはここでも)、ケータイでQRコードを読みとって、このカメラがどこにあるか確認してください。
drifter2.jpg

(2) 位置情報を頼りにカメラを見つけたら、適当に写真を撮ってください。その場で撮ってもいいし、もちろん外に出て撮ってもだいじょうぶです。
(3) 撮り終わったら、「元の場所」に戻す必要はありません。そもそも、漂流するカメラなので、あらかじめ定まった「置き場所」はないのです。ただし、カメラに付いているカードに記載の教室やラウンジなど、「圏内」に置くようにお願いします。それが、「つぎにつなげる」ための、みんなで愉しむための“ゆるやかなルール”です。
(4) つねに所在は確認できるので、暖かく見まもってください。
(5) タイミングを見計らって、カメラの回収を試みます。撮り終わっている状態だったら、現像して、ウェブ上で「漂流写真展」を開催します。(※注:ウェブで公開する際にはパスワードを設定しますが、公開にふさわしいかどうかは、ぼくが判断しますのであらかじめご了承ください。)
(6) まぁどうなるかわかりませんが、やってみましょう。

※ついでに:半年ほど前に放流した「漂流日記」が、現在行方不明です。これを書いている時点では、5月2日の18:00ごろ、λ18教室で検知されて以来、行方がわからなくなっています。誰か、さがして「圏内」に連れて行ってもらえないでしょうか? あるいは、目撃情報などあればお願いします。

●この実験は、Beluga Projectのサポートによって実現しています。

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