電話が鳴りました。「プレゼンブートキャンプ」(2008年12月)や「家島フィールドワーク」(2009年9月)でご一緒した、オオニシさんからでした。
「いま、東京です。」
彼は、ふだんはバンコクにいるため、気まぐれに会うことはできません。今回はとんぼ返りなので、もともと会えないとわかっていたのですが、こういう電話は、うれしいものです。ほんのちょっとだけでも、お互いに近況を報告し合って、
「じゃあまたこんど…」
と言って、電話を切る。
とくに、打ち合わせをするとか、大事な話があるとか、そういうわけではありません。ちょっと電話をしてみる、それだけのことです。じつは〈それだけ〉を、さり気なくできるかどうかが問題で、オオニシさんは、それを、さらりとやってくれる。その気遣いが、とてもありがたい。
 
鹿児島・宇宿のカワイさんも、東京に来たときには電話をかけてくれます。都合が合えば、焼酎を飲みに出かけます。いつか、一緒に出かけたときには、その席で、ぼくとカワイさんを引き合わせてくれた(共通の)友人に電話をかけました。つながらなければ、メッセージを残しておく。これも、自然なふるまい。

名刺交換をして、「こんど」がないことをわかっていながら口にする「じゃあまたこんど…」は、数多いように思います。決まり文句。実際に「こんど」がなくても、かまわない。

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不意の電話で、一緒に出かけたまちの記憶がよみがえります。連絡船、待合室で食べたお弁当、夕陽、市電の音、テレビの取材、一升瓶。
声を聞くと、会いたくなります。いまは、それがかなわないから、また出かけようという気持ちになるのです。確実に「じゃあまたこんど…」を感じるから、ぼくは動くことができるのかもしれません。

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