5月10日(木)
ゴールデンウィーク中は出かけることができず、2週間ぶりの「湘南を歩く」です。昨日は真夏のような天気だったのですが、寒気が流れ込んだせいか、きょうは風が強く、午後からは嵐になる(ひょうも降る?)との予報でした。
午前中の講義を終えてから、出発しました。学期中に2回分だけ担当しているオムニバス形式の科目で、きょうでノルマを終了!これからは、木曜日に余裕ができます。
…と言いつつ、夕方は三田で仕事があったので、きょうはちょっとだけフィールドワークです。

14:00ごろ〜
戸塚経由で鎌倉へ。きょうは、あまり時間がないので、これからのすすめかたを確認することにしました。まず、ひとつやってみようと思っているのは、「鳩の生態」調査。これは、本物の鳩ではなく、黄色いふくろの生態です。いわゆる「風俗採集」と呼ばれるものですが、「数える」ことについては少し体系的にやってみようと思います。なかなか目立つ黄色いふくろなので、観測しやすいというのも理由のひとつです。くわえて、江ノ電と湘南モノレールの沿線に、いくつかの店があるので、湘南の「鳩の生態」を調べることができます。

きょうは、今後の調査のために、黄色いふくろの種類を知ること、そして、どんな感じで「鳩」に接近できるかを確かめるつもりでした。まず、ふくろの種類について。店に行けばショーケースごしに確認できるのですが、どうやらメジャーなのは3タイプ。ひとつは、黄色いビニール製もの。そして、中サイズ・大サイズの紙袋(手さげ)です。大サイズのほうは、もしかするとバリエーションがあるのかもしれませんが、ちょっと確認できませんでした。箱がたくさん詰まった袋をもったおじさんがいましたが、袋のマチはかなり広かったです。このほかにも、あらかじめハンドルがついたような形状のパッケージ(5枚入り)もありますが、これを手に持っているひとは、見かけませんでした。

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袋の大きさから判断すると、その中に「鳩」(ここでは、鳩=サブレーとします)が何羽(何枚)いるかを推測することができます。もちろんサブレー以外にもいろいろなお菓子があるので、袋の中身を見せてもらう…という調査も考えてはいます。いささか強引な判断を許せば、黄色いふくろに入って、湘南エリアを行き来している、夥しい数の鳩を数えることができるわけです。

きょうは、小学生(中学生か?)らしき一団が、鎌倉駅の近くにまるで鳩のようにたくさんいて、これまた鳩のように、「鳩サブレー」の店(扉店)に群がっていました。おそらく、何かの「研修旅行」のようなものなのでしょう。そもそも、じぶんは小学生の頃に「おみやげ」など買っただろうか…と考えたりしつつ、黄色いふくろを採集する練習をしました。
そのあと、小町通りを歩きながら、本店に移動しました。小町通りでも、黄色いふくろがたくさん。鶴岡八幡宮に行った帰りの「おみやげ」として「鳩」を理解すれば、駅に向かう「鳩」が多いはずなのですが、そうでもなく、逆向き(つまり八幡宮に向かう)に移動したり、あるいは小町通りを回遊したり、「鳩」もタイプ分けができそうです。本店に行くと、こちらも駅前と同様、鳩のように、鳩の形をしたお菓子に群がるひとびとを見ることができました。こちらは、どちらかというと、大人(シニア)が多いようです。

こんどは、どうやったらうまく「鳩」を撮影できるかを考えながら、ぶらぶらしました。まず考えたのは、思いきってズームレンズを使うということ。フィールドワークのときには、基本的にはズームを使わないのがポリシーなのですが、最近の広角のデジカメではちょっとキツイ。いっそのこと、「鳩の生態」調査を言い訳に、E-410を買ってしまおうか…とも思ったり。ズームレンズがあれば、どこかでカメラをかまえて、黄色いふくろを採集することができます。
もうひとつは、黄色いふくろに接近するという方法です。これは、なかなか難しい。本物の鳩も、あともう少し、というところで飛び立ってしまうのと同じように、ふくろに近づいて、シャッターを押すのは少し練習が必要です。少し試してみましたが、いま使っているデジカメだと苦労します。ケータイのカメラだとシャッター音がするし、だからといって、デジカメで至近距離まで行っても、レンズはおのずと下を向くし、怪しまれるにちがいありません。ヘンな趣味だと思われたら困ります。
ビデオを使うこともできるし、「数える」だけならほかの方法も考えられます。
どうすればいいかな、と考えながら歩いていたら、前方から「湘南Clip」のH川さんがやって来ました。ぼくが、不思議な?アングルで写真を撮る練習をしているところを見られたのではないか…とちょっとビビリながら、あいさつをしました。もし、怪しんでいたら、それは誤解です!「鳩の生態」調査(のつもり)です。ぜひ、あたたかく見守ってほしいと思います。

hato2.gif15:20ごろ〜
いよいよ時間がなくなってきたので、きょうはこのへんで終了です。あとは、適当に「鳩」の写真を撮りながら駅まで戻りました。帰ってから、写真を見てみたら、歩きながらでブレている写真があったり、黄色いふくろ自体がとても小さく写っていたり、やはり「鳩」を撮るには工夫が必要です。ただ、高解像度のデジカメなので、トリミングしたら、写真としては使えそうな気がしてきました。少なくとも、黄色いふくろのバリエーションや、持ち運ぶスタイルを採集するためなら、これでじゅうぶんかもしれません(きょう載せた写真の一部は、トリミングしたものです)。
まぁしばらくは、いろいろと試してみるつもりです。きょうは、PC(2.36kg)を持ったまま歩き回ったので、短時間だったとはいえ、疲れました。幸い、嵐には遭遇しませんでしたが、電車に乗るころには、雲が厚く空は暗くなっていました。

・4月の歩数です。
→ グラフでみる4月1日〜30日の歩数

【ふりかえり】 あっという間に4月も終わり…。ということは、今年ももう残すところ3分の2!ヘンな天気のせいで、季節感もなくなります。
今学期は、江ノ電と湘南モノレール沿線を歩くことにしているので、歩数は伸びるはず…です。梅雨の前に、たくさん歩いておこうと思います。この30日間で192,944歩(1日平均6,431歩)。

4月26日(木)15:30ごろ〜
晴れて、ずいぶん暖かくなりました。いかにも初夏という感じの陽気です。駅とキャンパスを結ぶ道の緑が、とてもまぶしい。きょうは、2時限目に講義をしなければならなかったので、ちょっと遅めのスタートです。鎌倉に行こうと決めていたので、戸塚経由で行くことに。それで、不覚にも電車をまちがえました。いつものクセで、東京方面行きのホームに行ってしまい、ほとんど何も考えずに、やって来た横須賀線に乗り、寝不足だったこともあって、横浜に着くまで逆向きだということに気づきませんでした。
もう、このまま家に帰ろうか…とも思いましたが、横浜で降りて向かいのホームからUターン。30分ほどのロスで、鎌倉に着いたら、もう15:30ごろでした。

きょうは、「発見」というよりは「確認」のためのまち歩きでした。というのも、先週、モノレールの沿線でたまたま鳩サブレーの工場に遭遇し、以来、「鳩的なフィールドワーク」について考えていたからです。
まずは、鶴岡八幡宮へ。確かめたかったのは、「八幡宮」の「八」が鳩になっている…ということ。ズームは使わないので、下の写真だとちょっと見にくいのですが、「八」の字は、鳩が向き合う感じになっています。なるほど。みなさんも、こんど行ったら確かめてみてください。
思っていたよりも鳩は少なかったのですが、やはりサブレーのモチーフになるくらい、この場所には欠くことのできない存在なのでしょう。鳩よりも、修学旅行生たちが、たくさんいました。

070426-01.jpg 070426-02.jpg

そして、いよいよ鳩三郎に会いに…。これは、まったくの偶然なのですが、いま学生たちに出している「調べ物」の課題の中に、吉田初三郎がふくまれています(※「調べ物」は、何人かの人物についてその生い立ちや仕事・作品を調べるというものです)。鳩三郎と初三郎(酷似)。それから、先週乗った湘南モノレールの上から眺める独特な距離感と、初三郎の鳥瞰図の話。さらに、そもそも初三郎が描き、切り拓いたともいうべきツーリズムの世界(いわゆる観光プロモーションのための情報デザイン?)。鳩サブレーの甘い香り…と、いろいろなアイデアが交錯して、目下のところ、キーワードは「鳩」なのです。
さて、その鳩三郎の正体とは…。皆さん、じぶんで確かめてください。ちょっと感動モノです。参道の店にあります。

hato2.gif17:00ごろ〜
きょうは、事前にみんなに声をかけていたのですが、その呼びかけは空しく湘南の空に吸い込まれ、ほとんど誰からも反応がありませんでした。けっきょく、4月20日付け「湘南Clip・人気の湘南人初登場1位」なひととふたりで、長谷の古民家カフェへ(これは、Yさんのおすすめだったところです)。道に迷いつつ、カフェを発見しました。文字どおり、古民家カフェで、辺りはとても静かでした。せっかくなので庭に出て、あま●のこととか、どうやってフィールドワークをすすめるか…とか、いろいろと話をしました。カフェには、猫のような身体の犬がいました。(へんな表現でごめんなさい。可愛い…ということなのですが、最初に見たときには猫だと思いました。)
ロコモコ丼とコロナ、という、即席の「湘南気取り」で時間を過ごし、肌寒くなってきたので19:00ごろには長谷をあとにしました。スタートで出遅れたこともあって、きょうは思うように歩けませんでしたが、しばらくは「鳩的」な視点とモチーフについて考えてみるつもりです。
それは、あくまでも地面に近く、でもちょっとクールに離れたところから見るというスタンスです。その姿はおのずと風景にとけ込み、みんなに愛され、面白いものを発見すると、クックルー…と思わずのどを鳴らしてしまうのであります。

●4/26に採集した音は、ここへ。
聞く写真:http://audiblephoto.net/

※今学期のゼミ(学部)のプロジェクトとして、江ノ電と湘南モノレール沿線のフィールドワークをおこなっています。記憶が新鮮なうちに、備忘をかねて書いているのでまとまりがありませんが、あらかじめご理解を。

  • 2007-04-26 23:53:17
  • おまけ
「あ、猫みたいな犬がいる。」という長谷のカフェで。4月26日は、い●しょと一緒。それで、まぁ何か録音してみる? (ぴー●さんリスペクト)ということになって…。

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【2007年4月26日 (木) 古民家カフェ(鎌倉市長谷)で】

【2分19秒 声の出演:い●しょほか 構成:なし ファイル形式:mp3】

※ボタンをクリックすると再生がはじまります。


  • 2007-04-21 00:35:42
  • 湘南を歩く (1):ほのかに漂う甘い香り
4月19日(木)14:00ごろ〜
肌寒いものの、雨があがって、太陽も姿を見せました。“江ノ電と湘南モノレール沿線を歩く…”という「お題」を出しておきながら、じつは、(クルマで高架の下を通ることはあっても)湘南モノレールには乗ったことがなかったので、まずは乗ってみることにしました。きょうの起点は大船です。

そして、大船から5分ほどで湘南深沢駅で下車しました。なぜ湘南深沢かは、前の晩に地図と路線図を見ながら、なんとなく決めました。どうやらこのあたりには、工場、整備場、研究所のように広大な土地が使われているところが多そうだというのが理由です(たとえば湘南深沢はJRの総合車両センターというのがあって、グーグルマップの航空写真で見ると、かなり広い!)。そうした施設が「現役」なら、それに応じて場所の雰囲気がつくられるはずだし、もし(残念ながら)解体・再編という状況なら、その広い土地(跡地)は、再開発の対象になるわけで、変わりゆく様子を観察できるのではないかと、漠然と考えたからです。あるいは、「廃墟」があれば、それも対象になります(最近のげんぷうけんでも、「廃墟」がテーマになっていたと記憶しています)。

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とはいえ、初めて乗ったモノレールなので、当然、初めて降りる駅です。しばらく高架下を歩き、途中から32号線に出て、歩きました。すると、ほのかに、甘い香りが…。あの鳩の絵の看板とともに、鳩サブレーの工場(のはず)がありました。ここから、鎌倉(八幡宮の近く)をはじめとする店舗に大量の「鳩」がはこばれているとは知りませんでした。湘南のイメージや経済誌という観点からは、鳩サブレーをテーマにするのもいいかもしれない…などと思いつつ1時間ほど歩いて、ふたたび湘南深沢駅へ戻りました。工場見学ができるかどうか確かめてみます。

hato2.gif15:20ごろ〜
それから、ふたたびモノレールに乗って、江ノ島へ。モノレールから見える斜面(西鎌倉〜片瀬山あたり)にはタケノコがたくさん見えました。上から眺める景色も、けっこうおもしろいものですね。あの距離感で見る…というのは、モノレールならではの視点です。それこそ、鳩の見ている景色かもしれません。鳩瞰図か…。

ほどなく、湘南江ノ島駅に到着。シーズン前なのか、それともたまたま木曜日定休の店が多いのか、モノレールの駅から国道に向かう道は、けっこう静かでした。しばらくあたりを歩いてから、片瀬海岸・東浜へ。鳶とカラスがたくさん。浜はとても穏やかでした。砂は前日の雨のせいか、堅くて冷たくなっていました。それから、せっかくなので、いちおう江ノ島にも行きました。ちょっと、疲れてきたので鳥居のところまででストップです。夕方に打ち合わせが入っていたので、小田急線で湘南台へ向かいました。湘南台駅にあった、小田急線の広報誌の表紙に吉田初三郎の鳥瞰図が載っていました。

●4/19に採集した音は、ここへ。
聞く写真:http://audiblephoto.net/

※今学期のゼミ(学部)のプロジェクトとして、江ノ電と湘南モノレール沿線のフィールドワークをおこなっています。記憶が新鮮なうちに、備忘をかねて書いているのでまとまりがありませんが、あらかじめご理解を。

新学期をむかえ、無事に最初の週を終えました。引き続き、歩いています。これまでは2週間ごとに集計していましたが、これからは1か月に1回報告します。

・3月の歩数です。
→ グラフでみる3月1日〜31日の歩数

【ふりかえり】 デジタル歩数計を持ち歩くようになって、2年目に入りました。年度末・卒業シーズンで、後半はかなり慌ただしく時間が過ぎました。この31日間で192,657歩(1日平均6,215歩)。
新学期のゼミ(学部)では、“湘南”をテーマにフィールドワークをすることにしました。具体的には、江ノ電と湘南モノレール沿線です。そういえば、“湘南”と名のつくキャンパスに勤めてもう5年以上経つのに、あまり“湘南らしい”ことはしていないな…とふと思いました。そもそものキャンパスの立地の問題もあるのですが、もう少し余裕をもって、まちを歩くことができればと思います。

おまけ:「持って帰りたくないんですょ」3月25日は、卒業生たち(06春卒業)と一緒に近所の鰻屋に行きました。それで、その帰り。
070325.jpg






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【2007年3月25日 (日) 持って帰りたくなかったプリン】

【47秒 声の出演:ぴー●ほか 構成:なし ファイル形式:mp3】

※ボタンをクリックすると再生がはじまります。


  • 2007-04-10 23:53:10
  • 続いて、
もうひとつ。これは水曜日の分です。カリキュラム改編にともない、2001〜2005年度まで「行動と社会関係」として開講していた科目を再編しました(ほとんど、変わってない?)。

【シラバス】
・リフレクティブデザイン(先端導入科目 - 環境情報 - 情報とメディア:35080)
 授業のページ:http://web.sfc.keio.ac.jp/~fk/rd_07S/
[ rd07.pdf]

  • 2007-04-09 02:06:39
  • 春学期スタート!
いよいよ授業開始です。クラスで配布予定のシラバス(最新版)を。まずは本日の分から。

【シラバス】
・フィールドワーク法(創造技法科目 - ナレッジスキル:14030)
 授業のページ:http://web.sfc.keio.ac.jp/~fk/fw_07S/
[ fw07.pdf]

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