フィールドワーク法(2011)

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「フィールドワーク法」は、社会や文化を知るためのひとつの手段です。したがって、「技法」としての実践的な意味が重要であることはいうまでもありませんが、じぶん自身で「問題」を定義するという「ものの見方」や、調査・分析の結果を解釈し表現するという「コミュニケーション」の問題とも密接に関わっています。この授業では、“フィールドワーク”や“インタビュー”に代表される質的(定性的)な調査方法について学びます。

今学期の「フィールドワーク法」では、相互に関連する3つのテーマについて取り組むことになります。

【1 フィールドワークをおこなう】
入門的な性格や時間的な制約を考慮し、あらかじめ“フィールド(現場)”を指定します。各自(またはグループ)でテーマを設定し、学期をつうじて“フィールドワーク”や“インタビュー”などをすすめ、調査レポートをまとめます。キャンパスの外に出て、まちを歩いたり、写真やビデオを撮ったり、人に話を聞いたり、まずはじぶんの目で見ること・じぶんのカラダで感じることが重要です。

【2 観察・記録のあり方について考える】 
また、さまざまなメディア機器の活用と観察・記録・分析方法との関連について考えます。それは、じぶんで見たこと・感じたことをどのように「調査報告」として整理し表現するかという問題です。「フィールドワーク法」とよばれる一連の方法が、デジタルメディアを前提としたとき、どのように変わりうるのかについて考えることも重要なテーマとなります。
とくに、「フィールドノート」のための“装備(gear)”として、調査者であるじぶんを意識するための方法として、カメラ付きのケータイをつかった実験をおこなう予定です(カメラ付きケータイを使っているひとの履修を受け入れます)。あたらしい「フィールドワーク法」のあり方について実験を試みる、やわらかい発想や創造力・想像力のある学生を歓迎します。

【3 社会活動としての社会調査をデザインする】
ただ調査をおこなうばかりでなく、何らかのかたちでメッセージを発信できるような、ひとつの「社会活動」としての調査のあり方についても考えます。「社会活動」として調査(フィールドワーク)を理解するとき、どのような課題(可能性や限界)があるのか…。具体的なことは未定ですが、可能であれば時間割の時間外に全員でおなじ〈現場〉に出かけて、こうした問題について実践的に考えてみるつもりです。

110509オリエンテーション
110516定性的調査の考え方
110523フィールドワークについて (1)
110606フィールドワークについて (2)
110611補講:フィールドワークについて (3)
110613写真を撮る・写真を読む
110627視点・視座・視野について

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慶應義塾大学 環境情報学部

加藤文俊研究室

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