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WSMA-03

友人・知人の家に招かれたとき、本棚を眺めるのは、なかなか楽しいものです。どのような本が棚に並んでいるのか、背表紙を見るだけで、なんとなくその人の趣味(少し大げさに言えば「世界観」)をうかがえるからです。じぶんが大切にしている本が見つかると、友人との距離が急に近くなったような気持ちにさえなります。本棚を介したコミュニケーションも、ぼくたちをいきいきとさせるのです。じぶんのお気に入りの本をえらんで、まちなかにちいさな図書館をつくる試みもスタートさせています。

先日、品川宿の商店街の一角で「カレーキャラバン」を実施するとき、カレーが題材になった絵本や雑誌、おべんとうにかんする書籍をえらんで、このカートに載せて出かけました。あいにく雨だったので、道ゆく人びとが、このカートの周りに集まるようすを見ることができませんでしたが、まちなかに置くと、ちょうどいいサイズだという感触をえることができました。たとえば地域の交流館やコミュニティスペース(シェアオフィス)などの軒先を借りるだけで、ちいさな図書館をひらくことができます。

ちいさな図書館には、オフィスビルの清掃器具などを載せるメインテナンス用のカートをつかいました。バケツやゴミ箱の代わりに本棚を置き、モップを立てかけておく場所にはパラソルを。まだ試していませんが、ベビーカーとさほど変わらないサイズなので、これなら(奇異の視線を感じながらも)電車で移動できそうです。

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